名古屋市の皮膚科や病院で受けることができる薄毛治療とは

艶やかで豊かな髪の毛は、その人を若々しく、スタイリッシュに見せる力があります。お気に入りの服装でキメても、ばっちりメイクを施しても、頭皮が透けるようになってしまうと気分も乗りません。薄毛になる原因は様々ですし、対処法も異なります。

皮膚科や病院でおこなわれる治療にはどんなものがあるのでしょうか。名古屋市を例に解説します。

名古屋で受けられる女性専門の薄毛治療

自然脱毛か否か

ブラシで髪の毛を梳かしたり、シャンプーしたりすると毛髪は抜けますし、その本数を気にしている人は多いでしょう。とくにシャンプー時の抜け毛の多さに驚く人は多いのではないでしょうか。1日に50本~100本ほど、つまり平均的に70本ほどの抜け毛であれば自然脱毛の範囲です。「参考サイト … 薄毛名古屋

歩いていても、食事をしていても、寝ているときでもこの現象は起こっています。

そのため、ヘアスプレーやワックス、ジェルといった整髪料で毛髪をホールドしていると、自然に脱落しないため、シャンプー時にごっそり抜けているように感じられることがあるのです。

自然脱毛なのか、そうではないのか、といった見極めが必要です。

薄毛の分類

薄毛といっても、その原因と種類は様々です。大別すると「後天性」か「男性型脱毛症(AGA)」に分けることができます。これがミックスしている場合もあるので注意が必要です。まず「後天性」に分類されるものの主な原因は、ストレスや生活習慣、疾患や薬などの副作用といったものです。

円形脱毛症は、脱毛跡がコインのような形状になることからそう呼ばれています。免疫の異常やストレス、遺伝的な要因などによって引き起こされ、単発・多発・全頭といったタイプがあります。生活習慣による脱毛は、過度なダイエットや栄養障害、喫煙による血行障害、睡眠不足など様々な原因が考えられます。

また、生活習慣に含まれるものとして牽引性の脱毛があります。これは髪の毛を結わえることが多い人に見られる現象で、日常的に毛根部分に力がかかることで抜けるケースがあるので注意が必要です。甲状腺機能が低下・亢進することによって脱毛するケース、出産で女性ホルモンのバランスが崩れて抜け毛が増えるケース、皮脂の分泌異常の影響による脂漏性皮膚炎で脱毛が引き起こされるケースもあります。

さらに、放射線治療や薬剤の投与・副作用でも脱毛が起こります。「男性型脱毛症(AGA)」は男性ホルモンが影響している脱毛ですが、誤解しがちなのは、男性ホルモンの多寡が影響しているのではないかという点です。

男性ホルモンの量は関係ありません。男性ホルモン、すなわちテストステロンが還元酵素と結びつくことによって、ジヒドロテストステロン(DHT)という発毛を阻害するホルモンに変化することで引き起こされます。AGAが遺伝性脱毛と表現されるのは、この「5αリダクターゼ」という還元酵素を多く受け継いでいるか否かが関わってくるからです。

対処法と治療法

円形脱毛症には、ステロイドや液体窒素を使った療法、局所免疫療法、さらに紫外線を使ったPUVA療法があります。生活習慣などで引き起こされる脱毛に対処するなら、自重と自律のある生活を心がける必要があります。

毛髪も体の一部ですから、体に悪影響を及ぼす習慣はできるだけ排除することが肝心です。牽引性脱毛の場合は、ヘアースタイルを変えたり、整髪料を使ってホールドしたりすることで改善に繋がります。出産後のホルモンバランスが崩れた場合は、一定期間(半年ほど)で回復しますし、放射線治療による脱毛であれば1年ほどで改善してきます。

また甲状腺機能の低下・亢進、脂漏性皮膚炎による脱毛は、専門医の指導の下で症状にあった投薬治療が効果的です。これに対しAGAへの対処は、男性ホルモンを発毛阻害ホルモンに変えてしまう「5αリダクターゼ」という還元酵素を抑えることが主な治療になります。

皮膚科や美容系のクリニックなどで処方される内服薬が効果的です。

女性の場合

女性特有の脱毛として、びまん性脱毛症があります。中年期以降の女性に多くみられる慢性休止期脱毛症のことで、硬く太い毛が抜け落ちるという特徴があり、髪の毛が細くやせたように見えます。さらに、AGAと似たような脱毛が起こる女性男性型脱毛症(FAGA)もあります。

様々な原因で女性ホルモンが減少し、男性ホルモンの比率が高くなることで誘発されます。薄毛は男性だけの悩みではなく、女性の患者数も増え続けている現状があります。女性が薄毛になった場合、AGAの内服薬を服用しても効果がないばかりか、妊娠中に服用すると胎児に影響が出るおそれもあります。

そのためFAGAの場合は、ホルモンバランスを整える女性患者専用の薬剤などで治療します。さらに、発毛効果を上げるための外用薬を頭皮に塗布したり、血流促進成分などを配合した薬剤を直接毛母細胞に注射したりする方法もあります。

また、FAGA以外の脱毛に効果を発揮するといわれている女性用の薄毛治療薬も現れ、効果と安全性が認められています。

名古屋の状況

薄毛治療を施術できる皮膚科や病院は全国各地にあり、名古屋市も例外ではありません。内服薬による副作用を心配している人のために、毛根の直下に薬剤を入れる治療法を実施しているクリニックもあります。無料カウンセリングを設け、生活習慣などの改善を指導してくれるクリニックも一般的になってきました。

男性患者の目が気になるという女性たちのために、エントランスを男女別に分けているケースもありますし、予約時間への配慮が行き届いているクリニックも増えています。治療にかかる費用は皮膚科やクリニックによって差があります。

おおよその目安として、AGA内服薬なら1ヶ月あたり1万円ほど、毛根に薬を入れる「ノーニードル育毛法」では1回につき2万円ほど必要となります。FAGA用の内服薬の場合は15,000円~20,000円、リキッドなどの外用薬は15,000円ほどかかります。

女性用の薄毛治療薬は90 錠入りで8,000円ほどです。初回と2回目以降の費用が変わるケースがあるのでチェックしなければなりません。診察に関しては、定額プランを設けているクリニックがあり、その場合は初診料や再診料がかかりません。

通院ごとに払う「都度払い」や回数を決めたコースプランを売りにしているクリニックもあります。予算やライフプランに合わせた通院が可能です。AGAやFAGAは、生活改善も並行させながら、できるだけ早期に治療することで効果が上がります。

治療するときは、しっかりとしたカウンセリングが用意され、プライバシーに配慮しているクリニックを選ぶことがおススメです。